2016年2月3日水曜日

特別養護老人ホーム 峰林荘 20151218 観音様の日

毎月18日は観音様の日です。
玄関入り口に設置された観音様に、お参りをしてそれぞれの願いを託した後は、観音様からのおすそ分け…どれにしようかな…



















だいたい、甘いお菓子から無くなっていきます。

※好きなものを選ぶ…自ら判断する。ほんの小さな出来事ですが、こんな小さな機会も大切にするのも、私たちの仕事です。

















観音様を見あがて、熱心に祈ります…どんな願いなのでしょう…声にならない入居されている方の希望や夢を寄り添いながら聴きだし、少しでもかなえてあげられるようにする…介護は、身体介護のみの仕事ではありません。

寄り添い、共に歩みながら、入居されている方の家庭に居れば自ら叶えられていたかもしれないことを、少しでも具現化していくこと…家庭での暮らしの延長線上の暮らしを維持、継続することが私たち介護の仕事です。

介護の仕事は、汚い、きつい、危険…俗に言われる「3K」という言葉ばかりがクローズアップされますが、ここに働く介護職員の大半は、一般企業のストレスに比べれば、どちらがいいのだろうか…確かに、夜勤があったり、身体介護があったりと大変な部分はありますが、きちんとした知識、技術を身に付けさえすれば、3Kと感じないと口々に言います。

逆に、入居者の方からの感謝の言葉に、安らぎを覚え、癒されながらの仕事に、ホッとする部分も多くあります。

仕事なんだから、それなりの働きをして対価(報酬)を頂くのだから、大変さはあって当たり前のことなんですが…

以前、高校卒業をして、介護の仕事に就きたいとの強い意志を受け止めて、内定まで出しましたが、母親から「そんな3Kの仕事に就くことはダメ!!と大反対されたので、介護の仕事は辞めることにしました。」とうな垂れて謝りに来た学生さんを未だに忘れられません。

子供の夢を絶った親の責任もさることながら、自らの介護を子供に放棄させた…この辺のことに気が付いているのでしょうか…

コメントが長くなってしまいました。