2013年7月14日日曜日

6/22~6/26 ベトナム視察に行ってきました


健康センター
(Tuyet Thai health center

介護職員人材不足の解消の糸口を探るために、茨城県老人福祉施設協議会主催のベトナム視察旅行に施設長が参加しました。

※以下施設長の話から…

ベトナムからもEPA(経済連携協定:Economic Partnership Agreement)により、2014年度から150名の介護福祉士、看護師候補者の受け入れに先立って今回の視察が行われました。ベトナムでの経済発展は目覚ましいものがあり、現在貧富の差が拡大してきています。
また、高齢化も進んでおり、その対策も急務となっている状況にあり、介護職を目指したいとの希望者も千人規模で存在しているとのことでした。

健康センターでの意見交換

 
ベトナムの貨幣単位は「ドン」200,000ドン=1,000円程度

デイサービスの様子

老人施設
Dong Ngac-TuLiem-Hanoi
での意見交換会

日本語学校
杉良太郎さんとの関係が深いとのこと

日本語学校の様子
熱心な眼差しで勉強していました。

ハノイ医科大学
 
熱心に意見交換
しかし、EPAでの受け入れ枠は150名(介護関係は125名)しかなく、希望者は多くいても、その大半の受け入れはできない状況にあること。
日本以外にも、アメリカ、ドイツとの関係もあり、看護師同様に日本へのハードル(狭き門)に対して、他国への人材流失につながってしまう可能性と、日本への就労意欲の低下も起こりうるのではないか。
このような状況が起きてしまってから、急遽人材確保枠を拡大したとしても、追いつかないどころか、誰も来なくなってしまうのではないかということが危惧される。この点については、参加者の多くの方々が、何らかの方法で、国レベルの問題としていかなければ、人材不足は今以上に深刻な状態に陥ると心配する声が多く出たとのことでした。

いずれにしても、現時点での介護職の人材不足解消は急務のことであり、そのために、施設長自ら、様々な方面との接触や施設を開放しての受け入れ方策を試みながら、職員も一丸となって雇用確保へと取り組みをしています。










































































































※茨城県老人福祉施設協議会「ベトナム視察旅行報告書」以下参照http://www.jsibaraki.jp/matsumoto/betonamu%20H25%20sisatu.html

※茨城県老人福祉施設協議会ホームページ
http://www.jsibaraki.jp/