なんとかして、移動販売店に来てもらって、施設内で買い物体験(経済のある暮らし作り)ができないかと施設ケアマネが、あちこちのスーパーや百貨店に電話を片っ端に掛けまくり、自ら休日には足を運び、やっとイオン取手店様のご協力により移動販売会が開催が実現できました。
「どれどれ、これが良いかな…」買うという行為のみでなく、選ぶのも買い物の楽しみの一つです!!
どのズボンが良いかな…
どれどれ、似あうかな…リハビリ用の鏡を活用して…
これの素材は、なんでできてるのかしら…会話を楽しむのも買い物の楽しみの一つです。
「この色綺麗だわね…似合うかしらね…」思案中です。
お菓子…自分で自由に選ぶことの少ない施設の中で、色々と選ぶ楽しみ…
「これ、美味しそうだわね…。子供が来たら…」そんな心の呟きが聞こえてきそうです。
買い物での緊張の場面…会計です。足りるかしら…この緊張感が、経済観のある暮らしで大切な場面でもあります。
施設での暮らしでは、お金を自ら使う場面は大変少なくなっています。ここに変化を持たせようとしての取り組みの一環としての取り組みが、今回の出張販売の趣旨でもあります。
施設の暮らし…家庭での暮らしの延長…地域との近所付き合い、調理、経済活動(買い物)等当たり前にしていたことを、少しでも行える環境作りも私たちの仕事ととらえながら、日々取り組んでいます。
満足感あふれる姿!! あるがままの暮らし作りには、様々なチャレンジと悪戯心とあきらめない心が大切だと思いながら、新たなる仕掛けづくりを職員一同考えています。
「楽しかったよ!!」 本当に店員さんとやり取りしたり、商品を選んだり、自分で支払ったりと久方ぶりの買い物がもたらした笑顔…こんなに素晴らしい!!
良い笑顔でしょう!! あるがままの暮らしのもたらすもの…「施設」ではなく、「第二の我が家」を目指して!! 「入所」ではなく「入居」という環境づくりを目指して、日々職員一同努力中です。